一次試験の対策
これまでの経験や反省を生かし、とにかく繰り返して頭に入れることを重視しました。
一般教養・教職教養に関しては、よく出題される分野の演習問題や月例テストを何度も解きました。その際、答えを書き込む時間を省くために問題を解いてすぐ解答を確認し、不正解だった問題に印をつけていました。試験直前期には印がついた問題だけを解きました。
専門英語に関しては、英検1級の単語本を3,4週通しました。リーディングやリスニングも、英検1級の参考書をメインに使って対策しました。隙間時間の活用も工夫し、通勤時は英語のラジオを聴いてリスニング力を鍛えました。
二次試験の対策
一次試験までの期間は論文対策を少しずつ進めていました。
一次試験合格後は、去年の二次試験の経験や反省から全ての試験をバランスよく対策するよう心掛けました。特に前回の二次試験では、あまり対策していなかった英語実技の結果が悪かったため、今回は英作文・英語面接の準備や練習にも力を入れました。(面接調書の英語ver.を書いた)
論文に関しては、先輩教師の助言を参考に、論文を毎日1題書き、津覇先生に添削していただきました。このおかげで本番の予想外の議題にも対応でき、高得点を採れたに加え、面接など他の試験でも、論文で書いてきたことを生かすことができました。
アドバイザーの先生にお勧めされた論文ノートも作り、どの題にどの例を使うべきかを整理しました。
面接対策では、自分らしさを出しつつも、直すべき癖(話すスピードなど)を意識し、試験官が「この受験生を合格させよう」と思える面接を目指して練習に挑みました。
メセナでの面接練習は的確な指摘やアドバイスをくださるので、とても鍛えられました。
模擬授業の対策は、去年の合格者に授業を見てもらい、自分では気が付けなかった改善点を教えてもらいました。授業の内容や進め方は、「楽しくわかる」授業を心掛けて何度も練りました。
私は大学を卒業後、2年間はアルバイトをしながらメセナで試験対策に集中し、今年度の4月以降は臨時教員をしながら引き続きメセナに通い、4度目の1次試験、2度目の2次試験でようやく合格することができました。積み重ねは確実に力になっているということを、今回実感することができました。
仕事と勉強の両立は大変でしたが、朝早く学校に出勤して勉強するなど、時間の有効活用を意識して1次試験の対策に取り組みました。
2次試験では自己PRにも書いた「楽しくわかってもっと知りたい」授業を要とした論文、面接、模擬授業、英語実技を心掛け、一貫性のある試験内容を目指しました。2次試験で不合格となった去年はとてもショックで悔しい思いをしましたが、だからこそ自分に合った勉強法や自分に必要な対策を見つけることができたと思います。
メセナの先生方、常に全力で向き合ってくださり、本当にありがとうございました。