2018年度実施沖縄県教員候補者選考試験は三次試験まで進むことが出来たが、合格者に3.3点及ばす不合格。この年は個人的に色々とありメセナを受験せず。
そして、今年は沖縄県教員候補者選考試験に無事に合格することができた。
今年、メセナに申し込んだが、申し込みは6月下旬とかなり遅かった。当初は受講をあきらめていたが、勉強不足であると感じていたため、復習や幅広く問題を網羅するために申し込んだ。
そしてメセナに申し込んだもう一つの理由は、自分の現在の位置をある程度把握しておきたかったということがある。
一次試験の対策
専門教科の出題は、6~6.5割は学習指導要領からの出題である。
絶対にミスが許されない問題の領域なので、知識が定着するまでは(それぞれの校種の指導要領を30回以上は読み込んだ)学習指導要領を中心に勉強を行った。知識が定着してからは、各領域の技の名称やルール、審判法、指導法などを、中学校体育実技、アクティブスポーツ、ステップアップ高校スポーツの3つを比較しながら(同じ競技のルールであっても参考書によっては微妙に言葉が違う。近年は問題にどの参考書のどこから出題と明記されているので、多少の言葉の違いも把握しておく必要がある)出題に関係のある領域は隅々まで熟読した。
20回以上は読み込んだ。それ以外にも、各スポーツの専門書やホームページを閲覧しコアなルールや審判法なども勉強した。また文科省から発行されている指導法についても勉強をした。
上記以外には、文科省が出している施策、沖縄県が出している施策、県議会への報告資料、教育委員会の会議の議事録もすべて目を通した。
保健の問題については、中学校・高校の保健の教科書を隅々まで読んだ。後は基本的にはこれの繰り返しで、数値やルール等が更新されればそれに対応。
振り返ってみると、国や県からいつどのような施策が出されるか分からないので、情報に敏感になれるよう常にアンテナをはっていた。
文章にすると非常に短いが、勉強は平日4~5時間、休日は15~6時間程度行った。もちろん過去の出題箇所の分析や、今後出される可能性が高そうな箇所の分析、自己の正答・誤答の分析など自分自身で考えられることは全て行った。
あと、個人的に思うのが、メセナの対策プリントを30分程度で解いて教室を後にする方をよくみかけるが(個人の自由だけれど・・・)採用試験は問題を解く速さを競うものではないので、分かりきっていてもきちんと読む方が復習になってより良いのでは・・・
二次試験の対策
水泳:学校のプールなどで対策、知り合いの水泳専門や水泳部の生徒などから細かい技術的なことを教えてもらった。
マット運動:専門の先生が体操教室を開催するので、毎年そこで練習をしていた。
選択A(砲丸投げ):砲丸投げも、砲丸専門の知り合いの先生から習っていた。
選択B(柔道):専門の先生から習う。玄人がやるような何げない動きまでも真似をして、素人っぽさ消すように、またどのような動作をすればいいかなど、手取り足取り教えていただいた。
三次試験の対策
三次試験は一人で対策をした。
面接:面接はここ近年に聞かれたことを様々な教科、校種の受験生から個人的にデータを集め、そのデータをもとに面接の練習を行った。
練習はただ紙を読んで覚えるのではなく、出来る限り内容を覚えて、面接官に文書を覚えて読んでいるだけ。と思われないよう自分の言葉として答えられるように練習した。
また、聞かれていること以外答えないように、できる限り簡潔に答えるように努めた。もっと詳しく聞きたい場合は面接官の方から質問をしてくる。(実際そうだった)
論文:論文は柱建てをして構成するのが近年の主流になっているが、今回は柱立てをして論文を書くのをやめた。そして、自分の経験を論文に書くとあまり良くないと言われたことがあったので昨年までは自分の経験は書かなかったが、今年は自分の経験も織り交ぜながら書いた。
具体的な論文の対策は、お題を予測してあらかじめ準備しておくのではなく、どの施策から出されるかの予測をして、最低限必要な数値やデータを覚えて、後は論文の構成の仕方をしっかりと勉強をした。
また、出題者が何を意図しているのかを読み取る力を身に付けるために、様々な論文のお題を読み分析するという作業を繰り返した。おそらく、他の受験生よりも論文は書き込んではいないと思う。
模擬授業:模擬授業は「現代社会と健康」の単元は全て模擬授業を作っておいた。
三次試験の中で一番個性が現れるのが模擬授業だと思う。
教員採用試験は、大前提として「沖縄県の教師として」というのがあると私は思っているので、そこを踏まえ、生徒の興味関心を引く内容にすることを意識して模擬授業を作成した。